秀才は天才に憧れる / 絵本「矢村のヤ助」かこさとし
音楽、絵画、文学…。
芸術には正解がなく、答えのない世界。
そんな世界に触れることで、人生に広がりを持つことができる。
良いことばかりじゃない、でも逃げ出すこともできない子供の世界に、別の世界もあるんだよと教えてくれる。
あれ?
昔は、芸術だけでなく、学問も限られた人しかできなかった。必死の努力をして学問の世界を極める人もいる。
かつての恩師は、畑の隣で勉強をしていたそうだ。
なんだ、芸術と変わらない。
ほんとはみんな、何かを学びたいんだ。
もし学問を頑張ることで、結果的に食べていけたら。
それは、芸術で身を立てることと変わらないのではないかな。
秀才は天才に憧れる。と思う(違う場合はごめんなさい)
秀才でも天才でもない私は、その才能を世のために役立てている人に、強く尊敬の念を持つ。
そして今日も、子育てをする。
今日の寝かしつけ絵本(起床6:50、就寝18:00)
「谷村(やむら)のヤ助」かこさとし / 米寿記念出版〔非売品〕
かこさとしさんが、鶴女房話と鳥獣婚姻話を元にして書いた絵本です。お話の舞台は、昔話と変わらないのに、語り口やストーリーはなんだか最近ぽくて不思議な感覚でした。読んでいる私も、思わずうるっときます。
図書館で借りましたが、よく見ると非売品で、全国の図書館に寄贈されたものでした。米寿=88歳時の作品。お目にかかれて嬉しいです♫
過去を振り返るイラストが、前のページの縮小版みたいで面白く…リカ子は発見して即、見比べていました。表裏表紙と類似した(季節ちがい)絵のページも「これとこれ、おんなじ!」と本を奪って見入っていました。「同じ」を探すのが好きな時期ですね。かこさとしさん、そこまで計算して描かれたのでしょうか…?!毎回、子供の心を捉えるのが上手な作家さんだと思います。
最近、寝落ちが少なかったのですが、昨日はご飯中に寝落ちしてました(^^; 今日はお膝で本を読み終えてから、ちゃんとお布団に入って寝てました。ここのところ、テレビを見ない日が続いていたのですが、テレビを見ず夕飯・お風呂が早めだと、赤ちゃんの時のようにきっちり12時間睡眠になっていたのが興味深いところ。