災害に備えて普段から出来ること

子を持つ親として、日頃から出来ることを


私は、過去に2度ほど停電・断水を経験したことがあります。幸いなことに、いずれも災害の影響は大きく受けず、たまたま家にある備蓄で何とかなりました。停電・断水になると、お店も早々に休業してしまいますし、子連れだと長蛇の列に並ぶのも大変です。避難所で食糧や飲料水を配っていたとしても、そこにも並ばなくてはいけないのです。あくまで災害の影響が少ない場合ですが、自宅が安全な限りは、いつも通り家で過ごすことが子供にとっても安心できます。

 

地域によっては未だに大変な思いをされている方も多いかと思います。いつも通りの生活を行えている私ができることは…出来るだけ普段通りの消費生活をして、観光もすること。そして防災意識が高まっているうちに、日頃から心がけていることをまとめておきます。あくまで、インフラが止まったレベルで、家屋の倒壊や、津波や土砂崩れ、原子力発電所などの危険が無い状況を想定しています。

 

 


食料品の備蓄は、普段から十分に

特に、常温で保存できる野菜(玉ねぎ、じゃがいも等)・缶詰・米・粉・乾麺はストックを切らさないようにしておきます。電気が止まっても、ガス・水道は通っているという場合も多いです。その場合、炊飯機も使えなくなるので、土鍋でご飯を炊く方法を頭に入れておくとよいです。

米や乾麺も尽きてきたら、粉を袋の中で混ぜてお好み焼き、パンをフライパンで焼く、ホットケーキミックスと水で蒸しパンを蒸す、などします。それもなくなったら、最終手段は乾パンと缶詰のみかんです。味気ない乾パンも、みかんのシロップに浸して食べると子供も食べやすいです。


カップラーメン等も少量なら良いですが、大量に保管できないのが難点です(匂いを吸収しやすいので、賞味期限は意外に短めです)。カルシウムやビタミン、その他のミネラルも不足しがちになるので、錠剤も良いですが、いりこ・昆布等の乾物を常備しておくのも良いかと思います。子供用には、食べやすいお菓子で栄養強化のものや肝油ドロップ(ビタミンD)があると安心です。

 

飲料水

2リットルのペットボトルを備蓄します。

ひとり1日2リットルの飲料水が必要です。3人家族だと1習慣で21本。

料理・器具洗い用に1日2リットル×7日分。倍あれば十分量なので、14本。

計35本あると安心かな。結構な量ですね。

 

トイレ用の水

毎日お風呂のお湯を流さずにとっておきます。翌朝、洗濯機での”洗い”で使用します。最初は抵抗があったのですが、洗剤と一緒だと、お湯の汚れが他に付着するということはないので、”洗い”の時だけ残り湯を使用して、”すすぎ”以降は水道水で行うことにしています。

 

”洗い”のみ洗濯に使用すれば、残り湯は意外になくならないので、念のため夜までとっておきます。夜、新しくお風呂を沸かす前に、浴槽から水を抜いて掃除をします。

 

トイレを流そうと思ったら一回に2リットル必要なんだそうです。もし何かあったら、最悪、この水を使おう、と思っています。わが家は違うのですが、湯沸かし式のお風呂であれば、残り湯を使わなくても、お風呂が終わった後にすぐ掃除して、キレイな水をためておき、それを沸かして入るということが出来ると思います。

 

カセットコンロとカセットボンベ

普段から、お鍋や焼肉で使用しておくと良いです。私はホットプレートを断捨離してカセットコンロを購入しました。ガスが無くなったらストックを買うことを忘れずにしておきましょう。Amazonだと値動きが激しく、災害後は値上がりしがちです。落ち着いた頃にお店で値段を確認するとよいと思います。

 

充電池「エネループ」単3形・単4形を十分に持っておく

日頃からエネループを使用しています。非常用に普通の電池を保管していることもありましたが、使わないのでいつの間にか液漏れしていることがあり…ヒエーとなりました^^;なので、リモコンや時計、おもちゃなどにエネループを使用し、たまに気が向いたときにでも充電しておきます。単3は20個ほど、単4は10個ほど持っています。災害時に使用するガジェットは、出来れば単3で揃えておくと使いまわしが効きます。

 

携帯の充電器も単3を使用できるものを一個持っておく

携帯電話の予備バッテリーは、常に充電しておかないと、すぐに放電して使えない物もあります。(すべてがそうではないと思うのですが、私の持っているものはたまたまそうでした^^;)上記のエネループとも組み合わせられれば良いと思います。ただし、充電に時間はかかります。手回し式ラジオの充電アダプタとも組み合わせて、複数の充電方法を選べるようにしておきます。


クーラーボックス

停電すると冷蔵庫が使い物にならなくなりますので、あると便利です。しっかりしているものはお値段が結構します^^;普段からキャンプをする家庭ならあっても良いと思いますが。わが家のようにインドア家庭の場合…お届け物等が発泡スチロールの保冷ボックスで来た際は保管しておくべきです。

 

クーラーボックス等が無い場合

冷凍品が半分くらい入っている冷凍庫は、開ける頻度が少なければ、翌々日くらいまでだったら冷蔵庫として使えます。停電したら、製氷室の氷や保冷剤などを全て、冷凍庫に移動させておきましょう。調味料が十分ある場合、冷凍の肉などは、濃いめに味付けをすることで保存性を高めることができます。

 

停電直後は、冷蔵庫内の食糧をいかに効率的に消費するかが主婦として重要でした。食材を無駄にしないためにも。そのため、当日や翌日くらいまでは、わりと豪華な食事となってました^^;問題は冷蔵庫の食糧が尽きた後なのですよね…。早めに復旧すれば良いですが、やはり1週間から2週間の備蓄があると精神的にもゆとりが生まれます。

 

ポリタンク

大きめのがあると、水を汲みに行けるので便利です。その際、台車もあると良いです。


冬場は石油ストーブ

災害用として、電気がなくても使用できるタイプを常備しておくと、寒い思いをしなくてすむでしょう。たまに使用して練習しておくとよいです。

ほっかいろも多めに。七輪を持っている場合は、風通しよくすれば暖をとるのに使えるかもしれません。

寝るとき用に、普段、電気敷毛布を使用している寒がりさんの場合は(私のことです^^;)、湯たんぽもあると良いです。ペットボトルに沸かしたお湯を入れるのでもよいかも。水に余裕がある場合にしか使えませんが、湯たんぽは体にも良さそうなので、普段から使ってみようかな。

 

ビニール袋の大・中・小サイズを十分にストックしておく

ビニール袋は色々と使えます。普段、買い物で頂く袋を再利用していますが、災害後はお店が休業するので、ビニール袋はどんどん消費され無くなっていきます。多めに持っていると安心です。

 

懐中電灯(ランタンとヘッドライトがおすすめ)

暗闇だと子供は不安になるので、ランタンがあると良いかも。ヘッドライトも、両手が使えるので便利です。防水機能が付いていると、お風呂で体を流す時にも使えますね。


おむつ・生理用品を多めにストックしておく

これらは無くなると大変ですし、簡易トイレの吸収剤としても使えるので、多く持っていると良いです。

 

掃除機が使えないので、ほうき・ちりとり 

掃除機が使えないのは微妙にストレスです。ほうき・ちりとりが無い場合は、新聞広告などで作ることもできます。


最後に

普段の生活にも余裕が持てないことの多い我が家ですが、できるだけ暮らしはシンプルに機能的に。その代わり備蓄はしっかりとしておきたいです。

 

家の中を整えておくだけでも、災害時に助かると思います。インフラが止まって、お店も休業して必要物資が無い状況で、家の中を片付けるは大変ですのでね…。

 

ワンオペ育児の方は、インフラが止まった場合、子供に尽きっきりでも、しばらく暮らせるくらいにしておくとラクかと思います。

 

そして、防災用品や備蓄品は、使い慣れているものを。

 

 

 

 

 

 

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