虫好きにはならなくてもよいので、せめて「虫ふつう」くらいにはなってほしい。絵本「ぼく、だんごむし」
前回、かがくのとも単行本の「みずたまレンズ」を紹介しましたが、
似たような幼児向け自然科学の絵本として、「アリからみると」「ぼく、だんごむし」などがリカ子が年中〜年長の頃、大好きで何度も読みました。虫や自然との触れ合いが増えるこれからの季節におすすめです。
「アリからみると」
「ぼく、だんごむし」
昨年度はひそかに、虫と触れ合おうがテーマだった我が家。
冷涼な気候なこともあって、今までリカ子があまり虫に興味を持たなかったからです。
虫を見るとすぐつぶしてしまう、ありを見ると踏んづける…のは、家の中で虫を見つけたらどうするか親の対応を見て学習したから、みたいです(^◇^;)身に覚えが…
一時期リカ子にそんな時期があって、虫を悪者にして退治していて、自分の幼少期との差に愕然としました。子供って虫好きなんじゃないの?と…。
昆虫博士とまではいかなくても、野外では、害のない虫を退治する必要はないことや、生物多様性や生態系について教えていきたいと思っていたのに、目の前の子供の姿と理想とのギャップ…。
自分のせいだったわけです(^◇^;)
当時なんとなく、このままではいかんよなーと思って、絵本から入ることに。
昆虫図鑑にはあまり興味のない様子のリカ子でしたが、
「ぼく、だんごむし」を読んでからダンゴムシが大好きになり、洋服のポケットに入れるほどではありませんが、普通に触れています。
虫の入門にダンゴムシやカタツムリから入るのは常識みたいなものなのかしら?
両者とも動きが遅く捕まえやすく小さい、そして形態の不思議さが幼児の心を掴んで離さないようでしたね。
この時期、ナウシカもよく見ていました。
6歳になった今でもダンゴムシがいたよーと報告してきて、たまに、裏が気持ち悪いとか、これは死んでるのかなどと言ってきますが。
気持ち悪い、という感情も含めて、豊かな体験ができると思います。子育てにおいて負の感情を全てシャットアウトするつもりもないですし、もともと、自然とはグロテスクで残酷なのです。
特に月間絵本の購読などしていなかった我が家では、「かがくのとも」から単行本化されたこれらの絵本は、自然体験への入り口として重宝しました。
「ごちそうラディッシュ」
「ごちそうラディッシュ」も良かったです。名前の通り種をまいてから20日で収穫できるので、初心者にも良さそうですし、植物の生長を子供も実感できると思います。もうすでに学校で朝顔の観察が始まったようです。幼稚園のうちに植物と触れ合っておくのもよいかと思います♬