難しい問題は助走をつける(ニキーチンの知育遊びの進め方)
「ニキーチンの知育遊び」という本を読んでいて、子育てにおけるヒントがたくさんありました。
中でも目からウロコだったのは、
子どもが難しい問題に挑戦するとき、十分に簡単レベルのことをして助走をつける
ということです。
きっと、当たり前にされている方も多いのではないかと思います。
簡単レベルをすることで自信もつきますし、簡単レベルを毎日繰りかえすと、ある日突然、難しい問題が少しクリアできます。それを繰り返して徐々にレベルアップしていけば良いということ。
そして、
今までにないすごく難しい問題に遭遇したら、助走をめいっぱい取ること。
理屈だとわかりづらいのですが、子供は日々成長しているので、気づいたら出来ていた!や、関係のない動きで遊んでいたら、別のことが出来るようになった!といったことか多くありますよね。
出来ない!となったときは、ずっとその問題を解かせたり手伝ったりするのではなく、気持ちを他のものにそらすなどして切り替えて、また別の日に、基本から開始すればいいのだと思います。
ニキーチンの積み木とは
ニキーチンの「模様づくり」は、お手本の絵があって、それと同じようにキューブの柄を合わせて作れるかな?というものです。キューブ状の絵合わせパズルに似ていると思います。
そしてこのお手本は、徐々にレベルが上がるようになっています。最初は、2~3歳の小さい子でもできる問題。レベルが上がるにしたがって、アルファベットや、動物の図柄等の複雑なものになっていきます。
「ニキーチンの知育遊び」には、積み木の作り方・遊び方だけでなく、ソ連時代に7人の子供を育てたニキーチン夫妻ならでの視点から、知育遊びの進め方まで細かく書いてあります。
第三章 子供との遊び方 より、一部ですが引用します。
子どもにとっては、かなりやさしい問題からはじめたほうがいい、と前に書きました。こうすれば、うまくやれたということで、子どもが喜びを感じるからです。しかし、むずかしい問題につきあたって、いくらやっても、その日のうちにはできないこともあります。では、つぎの日はどうするでしょう。やはり、このむずかしい問題から始めたらいいでしょうか。
ちがいます。正面切ってその障害をとりのぞこうとするよりも、”助走”して、のりこえるほうがいいのです。つまり、もっとやさしい、前にやってことのある問題から始め、最後に、まだやりとげることのできない、そのむずかしい問題にとりかかるのです。
他にも、
うまくできたときは喜んでやる、だけどほめすぎないように
うんざりもさせず、無理じいもせずに
熱中するにも”波”があります
くつろいだ雰囲気で
などポイントがあるようです。子供の様子と、その時の親の対応の仕方。どう導けば子供が生き生きと楽しみながら遊び、ひいては創造性を発揮するようになるのか。積み木を手作りしない場合でも、育児書として良い本だと思います。
リカ子が難題にぶつかった時
わが家でもよく、模様づくりをしていて、リカ子のできない!に遭遇します^^;
そしてお母さんやって!となり
私が手伝わないとポイっと(笑)して見向きもしなくなります…。(お着替えなどの必ずしなければいけないものでそうなった時は、少し手伝いますが)
ところが、何日か後、もしくは何か月か後になって、勝手に遊んでいると思ったら出来ていたりします。
私は、少しお休みしている間に、リカ子自身が力を蓄えて(おそらく他のものから刺激を受けることで能力が発達し)楽々とできるようになった、そんなものだと思っていました。
ただ、こうして自然に出来るものもあるけど、本人が何かをきっかけにして遊ばなければ、スルーしてしまうものも沢山あると思います。
今しかないこの時期に、創造の芽を思う存分のばしてほしい!と考えたときに、
- 遊びを通してコツコツと問題を解いていくこと。
- 子供は飽きっぽくムラがあるので、無理強いせずに上手く導く。
このスキルを親子で磨いていこうかな~と。
何はともあれ、リカ子本人が楽しんで遊んでいるのが一番です^^できない~!となったら、基本にもどればいいだけ!という単純明快なことでした。
起床6:00~就寝20:30
読み聞かせ…かにむかし、そらまめくんとながいながいまめ、かいじゅうたちのいるところ、など。
英語…Book8, 歌7,8,9
声に出して読みたい日本語
ぴあのどりーむ幼児版…練習しないので、古い楽譜を出して私が弾きながら音階で歌う。リカ子は、知っている手遊び歌の曲をリズムだけで弾こうとするので、私が弾いてみる。ドレミだけの簡単なものなら真似して弾く。