エリクソンの発達課題、5〜8歳は罪悪感が危機なので、それを解決して自発性を獲得できるかが課題
エリク・エリクソンさんという方をご存知ですか?
思春期のアイデンティティという概念を提唱したドイツの発達心理学者です。
アイデンティティという言葉なら、知らない人はいないと思います。自己同一性=自分はどういう人間か=アイデンティティです。
エリクソンは、このアイデンティティという言葉を作った人です。
エリクソンの発達課題とは、各年代に危機と課題があるという考え方です。0歳から。
5歳児の、罪悪感が危機、とは
雑誌ニュートンのバックナンバーによると、
遊技期(5~8歳ごろ)
大人から否定されることによる「罪悪感」が危機です。
やってみたことが大人から褒められることを通じて、「自発性」を獲得できるかが課題です。
だそうです。(昔、実家で定期購読していましたが、ニュートン大好きです、分かりやすくて)
認めること、叱りすぎないことは、特に自己肯定感のことを知ってから大事だと思って子育てしてきましたが、特に5〜8歳の子供にとっては、人生の危機とも呼べるほどのものなんだなと、エリクソンの発達課題のことを知って思いました。
エリクソンの発達課題について、その他の年代についても見てみると、教育だけでなく人生の目安として大いに役立ちますよ^^
0歳〜 養育者を通した初めての外の世界への信頼
2歳〜 成功体験を通じた自律性
5歳〜 褒められることで自発性
9歳〜 劣等感を克服して勤勉性
10代は自分がどういう人間か
30代は人間関係
40代は次世代の育成
60代以降は、自分の人生を肯定できるか、
がそれぞれ課題のようです。確かに、各年代での悩みって上記が元になったものが多い気がします。実際には隣接する年代によって悩みが重複したりしそうですし、大なり小なり全ての悩みを抱えていることもありますが、一番悩むのが上記の年代ってことなのでしょう。
人生のゴールはまさに、悔いのない人生が送れたかどうか。
現在5歳真っ只中(5歳4ヶ月)の娘を育てていますが、
人生のゴールに向かうために必要な能力を育みつつ、各年代での課題を超えていけるように育てようと、決意を新たにしました。
5歳児においては、今後の年代でも悩みを超えていけるような基礎的能力を育みつつ、自発性を獲得(獲得です!つまり自発性は認められることなくしては育まれないと。確かに、指示されてばかり、叱られてばかりだと自発性の芽は摘まれちゃいますよね)していく。
そして遊戯期(5~8歳ごろ)に続く学童期(9~12歳ごろ)についても大事なことが
書いてありました。少し先のことも見据えておきたいのでメモします。
学童期(9~12歳ごろ)
学業やスポーツなどがうまくいかずに感じる「劣等感」が危機です。努力が報われる体験などを通じて「勤勉性」を獲得できるかが課題です。
なんとなく、落ちこぼれにならないように、いじめられないように、と育てる傾向が近年、特にあると感じます。
勉強であれスポーツであれ、劣等感を感じたり他人と比較する暇などないくらい打ち込めることを見つけるのが良いのではないでしょうか。
自発性については、元々とにかくなんでもやってみたがるリカ子なので、危なさから制止することや、付き合うのも面倒になってダメっと叱って終わりとか(-。-;全くできていない心のせまい母ですが…。
大事な年齢なんだと思って見守りたいと思います。
褒められたり、単に認められるだけでも良いと聞きます。。大人だって無条件に存在を認められるだけで安心できますよね。家族ってそうだよなと。そして人に認めてもらうには、自分(私)がまず認めてあげないとなー。
母親って。。精神的に大人じゃないとやっていけないこと多いよね…(´;ω;`)まだまだ子供だわと反省することしきりです。
とりあえず、自発性、要はやる気をメインに、
後々効いてくるであろう学業・スポーツの種まき。
これに気を付ける時期です。5歳。
悩んだり周りの目が気になる時、私は本やネットでとことん調べることに加えて、全く関係ない分野の読書をしたり(小説が多いかな)、趣味に走ります。すると、思いもよらないところからアイディアが得られたりしますよ。
更新が滞っていましたが、ぼちぼち再開します。