【育児と進化】個体発生は系統発生を繰り返す

今日は少し生物学的なお話です。

3歳はヒトとしての成長の節目

最近、3歳ってやはり人間らしいなぁと実感することが多いです。寂しい、仲間に入りたいという感情を言葉で表す、相手を思いやる。0、1、2歳にもそういった感情は子どもの内側にはあったのでしょうが、泣いたり怒ったり笑ったりでしか表現できなくて、3歳ほど具体的に外に現れていませんでした。

体の発達も、表情の筋肉も、表現するにはまだ十分に発達していませんでした。3歳になってようやく、たいていのことを表現できるようになったと感じます。

 

ヒトは脳が未発達で産まれてくる

人類は、脳が他の動物と比べて大きく発達したことで、色々なことが出来るようになりました。しかしそれでは生まれる時に産道を通ることができません。なので、産道を通りやすくするため未発達な状態でこの世に産まれてきます。

他の動物たちは、産まれてすぐに自分で立つことができるのに、人は産まれてから1年半くらいしてようやく自分で立つことができます。ということは、産まれてから何年かはヒトとして完成していないということです。

 

私は、産まれたばかりの我が子を見て、おさるさんみたいだなぁと思いました。(同時に己の欲を主張してくる存在に正直、恐怖を覚えましたが。)

 

「個体発生は系統発生を繰り返す」 

意味は

往々にして、簡単に「個体発生は系統発生を繰り返す」という風に言われる。 つまり、ある動物の発生の過程は、その動物の進化の過程を繰り返す形で行われる、というのがこの説の主張である。 ここで個体発生とは、個々の動物の発生過程のことであり、系統発生とは、その動物の進化の過程を意味する表現である。

反復説 - Wikipedia

 

ようするに

  • 個体発生とは…個体の成長過程。ヒトであれば、一人のヒトの受精卵から胎児に成長するまでの成長過程。
  • 系統発生とは…それぞれの動物の進化過程。人類が進化してきた過程。

人の受精卵は、分裂して成長していく過程で、進化の過程をそのままたどって人間の赤ちゃんの姿になります。

お腹の中で単細胞生物→多細胞生物→魚→両生類→爬虫類→哺乳類→サルとだんだんヒトに近づいていくのです。このことを知ったとき生命って進化ってすごいと思いました。

 

産まれてからも進化の過程をたどる?

産まれてから何年かはヒトとして未完成ということは、産まれてからも系統発生を追っていくということです。人が産まれた後、この世で成長していく過程はまさに猿から原始人を経て人間に至る過程。その過程を間近に見られるのだから、これほど興味深いことはないです。

 

赤ちゃん時代に見せる、握力の強さ、早期幼児教育でよくあるドッツカードやフラッシュカードを見ることができる驚異の動体視力は、進化の過程で必要によって現れた能力だと言えます。

そう考えると成長するにつれて能力が消えてしまうこと、それぞれ敏感期が異なることについても説明がつきます。現代人が生きていく上で必要のない能力は脳の大部分で眠っている。そこを目覚めた状態でできるだけ残しておく、というのが早期幼児教育の元となっている印象です。

 

発達の途中である幼児期の育児や教育について思うこと

私は子育てにおいて特に幼児教育を意識したことはないのですが、親が子供に色々と教えてあげたい、能力を伸ばしてあげたいと思うことは自然なことだと思っています。小さいころから教室に通わせることはしないけれど、こういった観点で幼児教育を外から眺めるのは結構楽しくて好きです。面白そうと思ったら家庭でゆるく取り入れて実験してみることもあります。(現在継続中の英語がこれに当てはまるのかな?)

 

また、敏感期に思う存分触れさせてあげる、子供を一人の人間として尊重し、やりたいことを思う存分させてあげるというのは大賛成です。モンテッソーリ教育とか。

まぁ、大人がいくら制止しても子供はやりたいことに突き進んでいきます。やりたいことをやりつくして満足し達成感・充実感を味わうと、落ち着いてきて癇癪が治まってくることも実感しています。

子供を上から抑えすぎたなと反省したときにガス抜きとして、いたずらし放題にあえてすることもあります(その間、母は家事に集中する)。いたずらと言っても、子どもにとってはとても興味のあることで、それを怒って取り上げてしまい好奇心の芽を摘んでしまうのも何だかかわいそうな気がします。

 

 

イライラする子育ても生命の神秘として見ると面白い

子育ては母の自我と娘の自我のぶつかり合いで、イライラすることも多いです。しかし、「個体発生は系統発生を繰り返す」という、生命の進化を子育てに当てはめて考えると、大変な子育てが少し面白く見えてきます。

ヒトはどこからきてどこへ行くか、壮大すぎて自分の悩みは、なんてちっぽけなんだろうと思えます。イライラしたりすることも、ほんの一瞬で過ぎ去り、不機嫌になってまで成し遂げたかった事はそんなに大事なことではなかった、と思う日が来るはずです。

 

これはあくまで私sigmaroseが自分なりに調べてまとめていることなので、間違いがあるかもしれません。たまにこんなこと考えながら子育てしているよ、という一例です。少しでも参考になりましたら幸いです。

 

雑記

今日の筋トレ

  • おなじみ腹筋・背筋・腕立て伏せ・スクワット各20回。続けるごとに力がついてきてラクになってきているのを感じます。
  • 顔面筋はおでこのシワ対策・口周り筋・ゴルゴ線対策。各20回。
  • 膝回り強化中。上下左右各10回×2セット。

計20~30分

今日は少しだけ走りました。郵便ポストまで。ちょっとした用事をこなすときに走ると時短にもなるし鍛えられるし、ママ的にはgood!私は人目を気にすることなく走ります。

 

sigmarose.hatenablog.com

 

 

今日の寝かしつけ絵本(開始19:30~就寝20:30)

  • うまかたやまんば
  • はまうり
  • Bunny in the wild(英語のしかけ絵本

最近、読み慣れた本だとアレコレとおしゃべりになって寝かしつけになってないと感じるのですが、時間がくるとスゥっと寝付くので、そこまで問題はないです。が、母としては寝る前はなるべく穏やかに過ごしたたいので、新しい絵本を増やしたいです。 

「うまかたやまんば」はイラストが地味めなので寝かしつけむきです。私的には同じ赤羽末吉さんの絵でも、「くわずにょうぼう」の鬼婆がかわいくて好きなのですが(笑)娘は怖いもの見たさか、「うまかたやまんば」もおとなしく読ませてくれます。

昔話系の絵本は、意味があるのかないのかよくわからない面白い言い回しが出てくるので、娘はすぐに覚えて楽しんでいます。「どっぺんぱらりのぷぅ」や「こんで えんつこ もんつこ さけた」など。方言や昔ながらの言い方も多く、「恐ろしやって何?」などと聞いてきて面白いです。

うまかたやまんば (日本傑作絵本シリーズ)

うまかたやまんば (日本傑作絵本シリーズ)

 

 

今日のごはん、おやつ

  • 焼き鮭タルタルソース、水菜とレタスのサラダ紅茶鶏のっけ、野菜の卵とじ、子供はスパゲッティ
  • 手作り寒天ゼリー、手作りクッキー、バナナ、牛乳

野菜ジュースで寒天ゼリーを作りましたが、娘は満足できなかったようで、冷凍していたクッキーのタネでクッキーを焼き、バナナも大量に食べました…。ほんとよく食べます。

 

 

 

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